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埋蔵文化財保護法

埋蔵文化財とは、地中に埋蔵された状態で発見される文化財のことです。特に奈良県は、古代から政治・経済の中心地として栄えていた土地が多く、他県に比べて発見される埋蔵物が多いのが特徴です。中には、歴史的に大変価値がある埋蔵物も発見される場合がありますので、遺跡内で土木・建築工事を行う場合は、工事の60日前までに各市町村教育委員会の文化財担当窓口に発掘届を提出することが義務づけられています。

奈良県景観条例

見慣れたコンビニエンスストアの看板の色が茶色や黒になっていたり、周囲の建物が同じ高さや形状に揃えられていたりするのを見たことがある方も多いのではないでしょうか？これは、各自治体が定めた景観条例に従っているためです。詳細な基準などは自治体によって様々ですが、基本的に地域の景観に違和感を与えるような色彩や建築物を制限することを定めています。

ただし、適用されるのは条例を定めた自治体全域ではなく、歴史的建造物や特に優れた眺望景観を持つとされる地区に限りますので、自身の所有する土地が該当するかをきちんと確認しておきましょう。

奈良県屋外広告物条例

景観条例にも似ていますが、こちらは屋外に表示する広告についての条例です。景観を守ることの他に、広告物の落下事故や倒壊などを防ぐための条項も設けられています。また、道路標識や案内板などもこの条例の適用範囲となりますので、注意が必要です。